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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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2012-03-29
たちつぼすみれ
野生のスミレは公園や露地などに多く自生していましたが最近の東京では珍しくなりました。
タチツボスミレ、アカネスミレ、、、以前は沢山の名前を覚えたものです。
そのかわり庭やベランダでは冬から春にかけてパンジーが咲き誇っています。
パンジーは霜にも強く、そして先日ニュースで見ましたが、津波被害の土地でもしっかり咲いており、驚きを覚えました。
 
調布駅から北へ向かうと国分寺崖線にあたり、緑多い武蔵野の風情が残っています。
小さなスミレが群れ咲いているのを見つけると、とても嬉しいものです。
 
昔は子供たちが花と花をひっかけて引き合い遊んだそうで、相撲花、などと呼ばれたそうです。
 
つちくれの小さき日陰に菫かな
         高浜 虚子
 
明日まで晴天が続くそうです。温かい陽ざしに花の蕾も膨らむことでしょう。
 
来週の4月4日(水)から調布市文化会館たづくりでリサとガスパール&ペネロペ展が開催されます。
春の陽だまりのようなほのぼのした原画やスケッチ、人形などが紹介されます。
お出かけにいかがですか
 

三椏の花

2012-03-28
三椏
蜂の巣のような特徴的な花が咲く三椏の花、は仲春の季語です。
ミツマタの樹皮は和紙の原料になります。
 
三椏のはなやぎ咲けるうららかな
永き日のにはとり柵を越えにけり
        芝 不器男(ふきお)
芝 不器男は夭折した俳人です。
ちょうど春分をすぎ日が長くなった今頃を詠んだ
明るくのどかな若者らしい春の句ですね。
 
春は移動性高気圧が特徴で、温暖前線によって気温が上昇した後、寒冷前線が通過すると冷たい風が吹き荒れます。
今日もうららかな東京でしたが、これから荒れ模様の天気になるようです。
春嵐(はるあらし)などと言われます。
ちょうど時節は雷の始まる頃、
お気をつけくださいませ。
 

馬酔木

2012-03-27
あしび
春好晴、うららかな東京です
日曜日には固かった桜の蕾も、急に大きくなったようです。
辛夷の花も開きました。
春は花粉や黄砂が飛び、また嵐も多い季節ですが
花が咲きだすのは心躍ります。
 
馬酔木も清楚な白い花を豊かに垂らしていました。
葉が有毒で馬が食べると酔うので「馬酔木」
あしび、あせび、あせぼ、などと呼ばれます。
 
来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
           水原 秋桜子
 
奈良の春日大社では鹿が避けるので馬酔木が残り、有名になりました。
 

かたくり

2012-03-26
カタクリ
都立神代植物公園のカタクリの花が見ごろです。
カタクリは深大寺周辺にも群生しています。
 
カタクリはユリ科の多年草です。
庭にも植えましたが、数年花を咲かせたものの今年は顔を出しませんでした。
古名では「かたかごの花」と言われ、万葉集にも詠まれています。
カタクリの根には良質の澱粉が含まれ正真正銘の「カタクリ粉」がとれます。
東京では珍しい花ですが、地方によってはお浸しにして食されているそうです。
 
かたかごの花咲き雪はもう降らぬ
        橋本 花風(若葉)
 
東京は今週は温かな日が続く予報です。
桜も開くでしょうか。
都立神代植物公園では、31日(土)から、さくらライトアップ、さくらコンサート等、催されます。
お花が好きな方には年間パスポートがお薦めです

daffodil

2012-03-23
ラッパ水仙
仲春の花とされるラッパ水仙が咲きました。
1月に咲く冬の水仙は一茎に数花、大きな蕾のラッパ水仙は一茎一花咲きます。
花の中央の副冠が発達しラッパ状をしているので、この名前があります。
花色も黄色、白色、桃色と多種類です。
ウェールズ地方の象徴とされている花です。
7つの水仙という歌がありますよ
 
きょうは彼岸も終わり、終い彼岸、彼岸ばらい、ともいう日です。
 
今年の東京の春一番は、とうとう来ませんでしたね。
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