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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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丹沢山塊

2012-03-12
丹沢山塊
東日本大震災から一年が経ちました。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
 
調布市でも3月11日に市民皆で黙祷を捧げさせていただきました。
長く手を合わせておられる方が多くいらっしゃいました。
これからも復興に向けて進んでいけますよう心からお祈り申し上げます。
 
天候の安定しない東京です。
午前中は真青に晴れ渡り、早朝は白い富士もくっきりと見えましたが
10時すぎころには雲が富士を隠し、
雪の残る丹沢山塊が広がっていました。
 
冬の季語に「山眠る」があり
春の季語に「山笑う」があります。
「春山淡冶にして笑ふが如く」
うっすらと艶めくことを淡冶(たんや)というらしいですが、
まだ眠っているようです。
 
寒い冬で各地の花も遅れています。
2月の初めに咲きだす河津桜が、いま満開だそうです。

木瓜の花

2012-03-08
木瓜
寒い二月がすぎ三月弥生も八日です。
二月は逃げる三月は去ると言いますが、年度の変わり目で時を忘れるような慌しい日々を送っていらっしゃる方が多いことでしょう。
 
花も時を忘れているのか、
とうに咲いているはずの白梅も個体差があり、満開で香りたつ木もあれば
ちらほらと咲く木もあります。
 
晩春の花とされる木瓜の花が咲いていました。
晩春とは現行暦では四月ころを言いますが真赤な花が可憐に咲いていました。
 
花よりも水くれなゐに井手の木瓜
          飯田 蛇笏
 
木瓜の鮮やかな紅い花は清水も染めてしまうようですね。
 
木瓜はナシ科の落葉低木で深紅色、白色など多くの花の種類があります。
果実は薬用となるそうです。
小さな花梨のような実が生り、焼酎などに漬け、風邪予防などに効能があるそうです。
 
 
 

卒業

2012-03-06
スイートピー
春の風は湿った匂いがします。
冬の関東地方は大変乾燥しています。
変化を感じるのは人に依って違うでしょうが
今日のような雨上がりの温い日は
まさに春到来の感があります。
 
三寒四温というように、寒い日もあるでしょう。
 
曇り空の間から陽も射して、すっかり暖かくなった午後の東京です。
 
卒業式を終えた学校も多いことでしょう。
それぞれの学校生活には沢山の思い出があることでしょう。
 
卒業式。
友人たちと会えなくなるということもわからず、
ただ先のことだけを考えていました。
 
卒業といふ美しき別れかな
       清崎 敏郎
 
いま思うと小寒い卒業式は美しい思い出でした。
 
スイートピーの花言葉は
優しい思い出、門出、、、だそうです

啓蟄

2012-03-05
椿
きょうは啓蟄です。
 
蟄とは
虫などが土中にこもる
家の中などにこもる、という意味があり、
まさしく虫が蟄を啓いて出て来る日、、、、、
初春も終わり、仲春に入ります。
 
東京は本降りの雨で寒く、北は大雪のようです。
これでは虫も出るのをためらって、またこもりそうですね。
 
二月の花の椿もやっと咲きました。
満開の白梅も見かけますが、紅梅はまだのようです。
 
啓蟄の虫におどろく縁の上
        臼田 亜浪
   (高浜虚子に師事した俳人)
 
ほんとうに虫と出会ったらびっくりするような日です。

桃の節句

2012-03-02
雛段
午前中から降る雨がつづく東京です。
 
明日は雛祭りです。桃の節句とも言いますね。
 
五節句
1月7日(人日)
3月3日(上巳)じょうし、じょうみ
5月5日(端午)
7月7日(七夕)
9月9日(重陽)
のうちの一つです。
重陽の節句は今では行われない所が多いようですね。
私も「菊花の契り」という物語にあったのを覚えているばかりです。
 
旧暦3月3日のころは桃の花の盛りですが、今年の雛祭りは梅もまだ一分咲きです。
雪もまだ少し残っています。
 
白酒を飲んであたたまりましょう
 
来週は温かくなりそうです。花の声も聞こえるでしょうか
 
雪の上の桃の影から花のこゑ
        榎本 好宏
 
 
明日、明後日は深大寺だるま市です。
 
だるまの左目に梵字の阿(物事のはじまり)を入れ、一年後、心願叶ってから右目に吽(物事の終わり)を入れます。
阿吽の呼吸という言葉の語源もここからきているそうです。
 
毎年賑わってバスも増発されます。
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