本文へ移動

調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

RSS(別ウィンドウで開きます) 

GWの旅⑥

2018-06-06
ベニスの水路
ベニスのゴンドラ
木の窓
斜塔
ブラーノ島
ホテルの窓辺で
旅の終わりに
ちょっと長かった旅行記も本日でおしまいです。
 
20年以上前に、イタリアに行き、とても感激してイタリア語も習いました。(殆ど忘れましたが)
その時、心に強く残ったのが、ミラノのロンダニー二のピエタ、と呼ばれるミケランジェロの彫刻、ボッティッチェリのヴィーナスの誕生などです。特に、ピエタ鑑賞時は人も少なく、彫像の前のベンチでしばらく眺めていたものです。そのころ、旅行を楽しむために美術の予習もしていたので、肉体派のミケランジェロが年老いて、こんな枯れた作品を作るようになったのか、、と感慨に耽った思い出もあります。ヴィーナスも浮き出てくるように感じました。でもそれらはみな、若い頃のたぶん、鋭敏だった感受性のなせる技、と、人込みの中での鑑賞でなかったからかもしれません。
それでも、ベニス(ベネチア、ヴェネツィア)が迷路のようで、楽しく、とてもロマンチックだったのは覚えており、もともとは、母が「ベニス、素敵ねえ。行ってみたいわ」といったことから計画しはじめたのです。
 
人によって感想は様々です。旅先で知り合った、シンガポール在住の母娘のお母さまは、「ヴェネツィアってなんにも見るものがなくてつまらなかったわ」と語っていましたし、9月に旅した友人は、「ゴンドラが身動きできないほどぎっしり。人も多いし暑いし」と言っていました。私は幸いにも3月末や、今回のように5月の旅行だったせいか、土日以外はそれほど混んでる、、とも思いませんでした。それでも、昔に比べると混雑しています。
 
人に見せて、ベニスらしいねえ、と言われるのは写真1や写真2のような光景でしょう。ゴンドラが通り過ぎるのを撮った場所はホテルからフェニーチェ劇場までの通り道のトンネル。
また、ちょっとおもしろいと思った写真も載せておきます。まず、なぜか一つだけ木製の出窓?の付いた建物。はて、、。
そして乗り放題券で島めぐりをした時のブラーノ島の光景。塔が明らかに傾いてますよね。ピサの斜塔ならぬ、ブラーノの斜塔。
カラフルな彩色で人気のある、ブラーノ島の光景です。これも旅ごころをそそられますし、実際人も多いのですが、行かなくても良かった?(個人的感想です)  母が行けば、素敵なレースを選んでいたかもしれませんが、、。
 
帰りの飛行機で隣りあった女性はイスラエルから日本へ観光に行く方でした。とてもあたたかく、感じの良い人で、ディスレクシアの児童の教育をしている、ということでした。私も元教員のはしくれなので、わかる?と言われて、イエス、と答えたり。こんな時に専門用語を聞きかじっていて良かったな、と思います。その女性とお話して、「それであなたは一人旅なのね」と言われました。
 
朝ドラで「タジオ」という美少年の名前が出てきましたね。トーマス・マンの原作がたまたま家にあり、子供の時に私は読みました。どうにも不思議な話に思えました。今なら、気持ちもわかるかもしれません。
 
ベニスはやはり、とびきり魅力的です。母にも見せてあげたい、私が替わりに良い思い出を大切にします。
 

GWの旅⑤

2018-06-05
カ・フォスカリ講義室
カ・フォスカリより運河
カ・フォスカリよりフラーリ聖堂
聖母被昇天ティツィアーノ
サンタントニオ・パドヴァ
ホテル前夜景
旅行記がまだまだ、、続きます。
パドヴァの一回目の訪問のあと、相変わらず殆どノープランでヴェネツィア観光を始めた私です。昔、訪れた時にサンマルコ寺院や時計塔などメジャーな場所は行きましたが、待った覚えもありません。そして現在は世界遺産ブームだからなのでしょうか、または、セキュリティチェックが義務付けられたからか、そのようなメジャーな観光地は本当に長蛇の列。朝晩は冷えますが、昼は蒸し暑いヴェネツィアで並ぶのはとても体力的にキツイです。
なので、少しマイナーかな、、と思える場所の見学ツアーを申し込みました。ちゃんと英語ガイドツアーもあります。それが「カ・フォスカリ」。ヴェネツィアン様式をよく残している建物だそうで、現役の「ヴェネツィア大学」です。
一枚目の写真はその講義室。ガラス越しに、運河がよく見えます。
カ・フォスカリのガイドさんは現役女子大生でした。ベランダからの風景を説明してくれ、「私はあの教会が大好き。美術的にも素晴らしい」と言われ、では、そこに行ってみます!となったのが、写真のサンタ・マリア・グロリオサ・デイ・フラーリ教会です。特に、写真に収めた「聖母被昇天」の祭壇画は若きティツィアーノの代表作です。一番上方に、神の姿が描かれているのが珍しく感じました。そのほか、この教会は多くの見どころがありました。
ヴェネツィアより、二回目のパドヴァに行った時のことです。駅からスクロヴェー二礼拝堂までは苦もなく歩ける距離なので、つい、巡礼者の絶えない、信仰を集めている教会である、「サンタントニオ大聖堂」まで歩いて行ってみよう、と真昼間に思ったのが間違いでした。五枚目の写真の聖アントニオ大聖堂にたどり着くまで、どんなに大変だったか、、、。すっかり足が石畳にやられてしまい、殆ど歩けないような状態になってしまいました。軽いつもりのミラーレスカメラもずっしり重く感じます。しかも、この聖堂は写真撮影禁止でした、、。
疲れきってヴェネツィアのホテルに着き、ホテル前の桟橋のところに椅子とテーブルがありましたので、一人でたそがれ、、夜景を撮ってみました。あまりうまく撮れませんでしたが。
でも、巡礼証明書はちゃっかりいただいたので良し、というところでしょうか。
へろへろになった私に「もう少しよ!」と道を教えてくださったシスター、帰りに駅までのせてくれた良心的タクシーのお兄さん、みんな天使でした。
ちなみに、スクロベーニ礼拝堂、サンタントニオも駅から同じトラムに乗って行けるそうです。リサーチ不足による、徒労でした

GWの旅④

2018-06-04
フレッチャ・ロッサ
カナル・グランデ
スクロベーニ礼拝堂
スクロベーニ礼拝堂聖母子
スクロベーニ礼拝堂
カフェ・ペドロッキ
たいした内容でもないのに、長々と書き続けてすみません。あと一回くらいで終わる予定です。
さて、ミラノで楽しんだあと、私は特急列車のフレッチャロッサでヴェネツィアへ向かいました。ご参考までに各サイトを文末にまとめておきます。鉄道は、とても安く快適ですのでお勧めです。日本の新幹線などとシステムが全く違うのでなんとも言えませんが、ヴェネツィアまでの二時間半ほどの移動、ビジネスサイレントという、2-1になっているシートの一人席の旅が事前購入だととてもお安いんです。時間制限もあるし、心理的に焦るのですが、120日前から座席指定もでき、購入できますので(当日、駅で購入したら一番高い切符代、ベースと呼ばれるものです)旅程が決まり、鉄道移動が可能ならサイトからの直接購入にチャレンジしてみてくださいね。写真1が、ミラノ・チェントラーレで私が乗ったフレッチャです。ミラノ中央駅も動く歩道の坂道バージョンがあって、トランクでの移動がとても楽でした。
ヴェネツィアでは、水上バス乗り放題7日券と、見学申し込みをまとめて、ヴェネツィアユニカというサイトであらかじめ日本で購入し、バウチャーまたはメールのバーコードをヴェネツィア・サンタ・ルチア駅の水上バス(ヴァポレット)の券売機のリーダーに読ませればピョコン、と小さいチケットが出てきます。見学場所では再び、バウチャーを見せないとダメなようです。
ヴェネツィアといえば、この光景でしょうか。サンマルコ広場側からカナル・グランデを眺めるとひろがる、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(写真2)。ペストの終焉を記念し建てられた教会ということですが、私にも少し、、思い入れがあります。
さて、ヴェネツィアについても殆ど観光せずに、実はパドヴァへ向かいました。快速ではメストレ駅の次がパドヴァです。サンタ・ルチア駅からも20~30分くらい。
この旅行で一番楽しみにしていたのが、パドヴァのスクロベーニ礼拝堂見学です。これも旅行社に頼むと法外に高くなりますので、自分で予約してみてください。どのサイトも英語サイトがありますし、どうにかなります!
金貸しであった大金持ちのスクロベーニ家が、自分のなりわいを罪深く感じてか、ジョットに制作依頼し、ラピスラズリで青い色を出す、というとても高価で美しい装飾の施された礼拝堂で、意外と人気があるようで、私は二回見学したのですが、どの回も人がいっぱいでした。やはり、ブルーがなんとも言えず美しいですね、、。
パドヴァでもコンサートに行ったのですが、その後、有名なカフェ・ペドロッキでミントクリームののった、カフェ・ペドロッキを飲んできました。甘くて、夜でも美味しかったですよ。
参考サイト
トレニタリア    www.trenitalia.com
ヴェネツィアユニカ   www.veneziaunica.it
スクロベーニ礼拝堂   www.cappelladegliscrovegni.it
コンサートなら、、   www.classictic.com
なんだか、ガイドブックのようになってきましたね、、。最後にサンタ・ルチア駅のトレニタリア・インフォメーションのお姉さま方、とても親切にありがとうございました。そして、パドヴァへ行く15番線が私には見えない!(見渡したところ14番までしかなかった)と騒いでいたのを、「外にあるのよ」と意外な答えを教えてくださった駅員さんにも感謝です、、。
 
 
 

GWの旅③

2018-06-01
ポルディ・ベッツォーリ美術館
ペッツォーリ美術館階段
貴婦人の肖像
ガルダ湖ヴィラの跡
パヴィア修道院への道
パヴィア修道院入口
ミラノでは、オペラやコンサート以外は全くのノープランでしたので、まだ鑑賞していない、ブレラ絵画館、アンブロージアナ絵画館(図書室が素晴らしかったです)、ポルディ・ペッツォーリ美術館(写真1)に行きました。ポルディ・ペッツォーリ美術館じたいが、価値ある邸宅なので(アンブロージアナ絵画館もそうですが)、写真2のように、階段の脇まで金魚が泳ぐ泉があったり、大きな大理石の人物像があったりとても凝った作りでした。有名な絵画のコレクターでもあったので数多くの「この絵はみたことがある!」という既視感のある名画が多かったです。中でも、2014年に日本にきた「貴婦人、または若い婦人の肖像」ポッライウォーロのテンペラ画(写真3)などは教科書や美術書でご覧になった方もたくさんおられることと思います。
一日、ヴェローナやガルダ湖まで足を延ばしました。湖水地方が近いミラノですから、その雰囲気だけでも味わいたいですものね。湖畔でボートに乗ると、あそこは「マリア・カラスの別荘だよ」と黄色い建物がちらりと見え、それからローマ時代の別荘の遺跡、、が大きく広がっていました。(写真4)ローマのほうが暑かったでしょうから、こんなところまで避暑に来ていたんでしょうね。
その後日、ガイドブックを見ながら思い立って、チェルトーザ・ディ・パヴィア(パヴィア修道院)まで出かけました。ミラノ市内からとても近く、ミラノが都会なのに、ほんの少し足を延ばすだけで文字通り田園地帯が広がるだけの光景に驚きました。ここは、ミラノ市内の地下鉄ロゴレードからローカル線に乗り換えて15分くらいの場所です。地下鉄から降りると、地下鉄の券売機しかみあたらなかったので、売店で聞くと7ユーロで往復切符を売ってくれました。そのまま、地上のローカル線に乗り換えるのですが、殆ど無人駅状態、、、チェルトーザ・ディ・パヴィアの駅でも私と、もう一人の女性が降りただけで、電車が出発したあと、線路を渡って改札(無人)を出るというのんびりした路線です。
駅から降りると、ぐるりとめぐった修道院の高い壁が見え、誰一人にも会わずに右手は畑という細い壁沿いの道を延々と歩き続け、(写真5)やっと修道院の正門に着きました。開いている時間をしっかり調べてお出かけくださいね。周りにはほとんどなにもないので、、。
ここは写真禁止なので、内部の写真は撮れませんでしたが、ファサードも素晴らしいけれど、高い天井に、スクロベーニ礼拝堂のような美しいラピス青の星空が描かれ、ヴィスコンティ家の墓所というにはあまりに豪華で、「ピラミッド、、、?」と思ったほどでした。
日曜日なら、ミサに参加できると門番さんがおっしゃっていましたよ。
この日は雨で寒くて、この旅で1番目くらいに、なかなか辛い思いをしましたが行けて良かったです。

GWの旅②

2018-05-31
ミラノ・ドゥオモにて
ミラノ・スカラ座内
天井桟敷待ち
夜のスカラ座
ドン・バスクアーレより
ミラノにて
さて、ミラノといえば大聖堂(ドゥオモ)とスカラ座でしょうか。ドゥオモは一番目の写真です。smiley私も下のほうに写っています。
ドゥオモも、昔行った時はそれほど混んでいなくて、大理石の階段を踏みしめながらドゥオモのゴシック建築の屋根の上に立ってきましたが、今はセキュリティチェックも厳しく、大勢の人が待っていること、、、。
今回は友人の協力もあり、スカラ座でバレエ「海賊」、オペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ」とオーケストラでベートーベンのチケットを入手しましたが、どうしてもオペラ「ドン・バスクァーレ」のチケットは取れず、名物、天井桟敷席を並んで買うことになりました。三番目の写真が11時すぎに並んでいる所です。1時ころに整理券、あと名前や住所などを記入する紙を渡され、4時ころでしょうか、再び集合し、整理券の順にチケットを買います。常連さんのような男性に聞いたら、たったの14ユーロだそう。
あまり良く映っていませんが、公演後のスカラ座、そして常連さんも出待ちをしてサインをもらったり、写真を撮らせてもらったりしています。、、、ということで最後のイケメン男性は、ドン・バスクァーレで「ドットーレお医者さん」の役をしていた方。一緒に撮ろうと言われましたが、私はとてもシャイなので、、ということで、お写真を撮らせていただきました。
オペラというととても高いイメージですし、実際、スカラ座の良い席はとんでもないお値段なのですが、皆さんが楽しめる天井桟敷はぜひ、お薦めです。ヴェネチアに移動してから、椿姫初演のフェニーチェ座で「椿姫」を鑑賞したのですが、これはマエストロのすぐ後ろの席で、マエストロが汗をかきながら、一生懸命、歌手の人たちにも指示しているのがよくわかり、フルオーケストラ、歌手の皆さん、舞台美術、すべてが一体となった総合芸術なのだなあ、、ということが良くわかりました。
学生さんとお話すると、一人旅、行ってみたいなあ、、と仰る方が多いです。親の身からすると心配ですが、良い体験になると思いますよ。
TOPへ戻る