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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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寒中お見舞申し上げます

2020-01-08
本日は寒い雨です。1月に入り、寒くなってきましたね。暖冬とはとても思えないのですが、、。
 
年末、友人と毎年楽しみにしている小林研一郎氏指揮によるベートーベン交響曲全曲演奏に出かけてまいりました。
昼の1時から深夜零時、まさにニューイヤーになるまでの長い時間の演奏会です。
今年は交響曲一番から、ぴりりと締まった演奏を聴かせてもらえました。
最後の大コーラス付きの九番が終わり、アンコールでコバケンさんが何度も出てきて、びっくりすることをおっしゃいました。
「実は昨夜二時に大学病院に搬送されました」
鼻血が6時間も止まらなかったそうです。今回の演奏会には、医師も二人随行しての参加だったそう。
前日の夜にそんな大変な体調を押しての、長丁場の演奏会です。聴くだけでも体力が要るのにいわんや指揮者をや!です。
 
さすが、炎のマエストロです。コバケンさんの後ろ姿に会場の観客は皆、惜しみない拍手を送りました。
今年は4月にチャイコフスキー交響曲チクルスをされる予定ですが、どうか、傘寿を迎えてお健やかであられますよう心から祈ります。
 
きっと楽団の方も、マエストロの気迫で、緊張感のある素晴らしい演奏を一丸となって奏でたのでしょうね。
 
そんな胸の熱くなるような、少し切ないような気持ちを抱えながら友人と浅草に向かいました。
いきなり西郷さんですが、生まれも育ちも東京ですが実は西郷さんを見るのは初めて。
 
浅草めぐりを始めましたら、スカイツリーがハッピーニューイヤーとひかりながら廻っていました。(少しわかりにくいですね)
 
年末大寒波の予報のせいか、いつも多くの人ですし詰め、警官たちも多数出動の浅草寺も空いていましたよ。
 
私の年末年始の恒例行事です。やはりすごく疲れるのですが、コンサートの聴き応えも素晴らしいですし、やめられそうもありません。
マエストロ・コバケンのご健勝と益々のご活躍を祈るばかりです。
 
皆様にとっても、良いお年でありますようきらきらきらきら
 
 
 

人生の楽しみ

2019-12-10
野首教会 五島列島教会群
コロッセオ 平民席より
ミラノ大聖堂
マリインスキー劇場天井
ベーゼンドルファー
もともと私は歴史が好きで、特に歴史的建造物を見て、内部に入り、昔の人に思いを馳せることが好きです。角のとれた大理石の階段などを見ていったい何人の人が何を思いながら此処を登ったのか、とか。コロッセオでは剣闘士や動物たちが待機していたという地下も見てきましたが、映画のグラディエーターを思いおこしてみたり。平民席は一番上でかなり怖かったですが、熱狂した人たちが零れ落ちんばかりに剣闘に見入って指を立てたり下げたりしていたのでしょうか。
また、どの方も同じと思いますが美しい自然の景観を見て、自然の壮大さや造形の神秘を感じることが好きです。
どちらかというと若い時は後者を目的にして旅行していたと思います。行けませんでしたが、生物学会主催のガラパゴス島への旅には20代のときとても行きたかったですし、今でも残念に思っています。
年齢も重ねると、体力的な問題もあり前者の旅が目的になってまいりました。また、音楽を通して知り合った先生や、音楽好きな友人と親しくするうちに音楽鑑賞、オペラ、バレエなどに興味が移ってまいりました。今では旅先での劇場チェックは欠かせません。
 
それでも、依然として私は古代建築に強く惹かれますし、教会に入ればその土地の人々の信仰を思います。昔ヨーロッパに旅したころは並んで教会に入ることなどなかったですが、昨今は混雑もあり、セキュリティーチェックなどもあるので有名な場所は必ず長蛇の列で少し残念です。
それは日本も同じようで、どこのスポットも観光客でとても混んでいます。旅行人口が増え、観光産業が潤うことも大切です。
インスタグラムなどで美しい観光スポットを次々と見せられると多分とてもその場所に行きたくなるのでしょうね。
 
海外で劇場に足を運ぶのはエンターティメントとしての魅力もありますが、ヒストリカルな劇場で昔の貴婦人たちを想像するのも楽しいからです。それと、海外遠征の費用を考えると、本国での公演はお安いことが多いのも魅力です。
 
今度は、やはり音楽の都と呼ばれるプラハに小旅行する予定です。すでにいくつかの公演のチケットは押さえました。
 
優雅な鑑賞ですが、大人になってこのような目的の旅をするのはとても楽しいことだと思います。若いころには感じられなかったことをいろいろ楽しめるようになってきました。
何よりも、私は、一人旅ができるようにしてくれ、また、チケットも自分で取るものだ(笑)と教えてくれた、音楽好き、建築好きの友人に心から感謝しています。彼女と出会わなかったら、そして親しくしてもらわなかったら今日のような私は居なかったでしょう。
 
私の父は仕事人間でしたので、父のぶんも沢山のものを楽しみたいと思っています。
 
最後にピアノの写真をのせたのは、やはり素人とはいえ、音楽は私の人生の一部だからです。20年ぶりくらいにピアノを再開しました。最初、左手が疲れてしまい鍵盤もロクに叩けませんでした。今でも指使いも音もたどたどしいですが、それでも美しい音楽の譜面を読み進めていくとストレスがすっきりと流れます。美しいものに触れるということはやはり大切なことですし、自分自身を癒すことに通じると思います。
 
さて、来年はドンジョバンニ初演のエステート劇場や、ラ・ボエームやトスカが楽しみです。
 
調布女子学生会館の学生さんも留学されたり、夏休みや春休みに海外旅行に行かれ、よくお土産をいただきます。ありがとうございます。私が学生のころより現在のほうが海外はより身近になり、留学経験も珍しいことではなくなっています。
きっと皆さんも素晴らしい人生の楽しみを見つけられることでしよう。

文化学園の文化祭に行ってまいりました

2019-11-05
ファッションショー1
ファッションショー2
ファッションショー3
毎年、文化学園様にはファッションショー(春季)、文化祭の招待状をいただいております。
今年はクリエイティブなことを学んでいる学生さんの作品を観に行きたいと息子(現在、獣医学のスタディードクター)が言うので一緒に伺いました。息子は手に技術をつけたいと思っている最中なのですが、なかなかうまくいかないようで、手技をつけるということに惹かれるそうです。
ファッションショーを拝見いたしましたが、シルクドソレイユに在籍していた日本人パフォーマーによる、優雅で前衛的でスリルもあるパフォーマンスがまずありました。垂れ下がったベルト様のものを手に巻き付けて、男子体操の吊り輪のようなことをするのですが、目の前で見ているとスリルと緊張感がすごかったです、、。
そして各テーマに添った作品のショーが華やかに繰り広げられました。
どれも素晴らしいものですが、ウクライナ大使館の協力のもと作られた民族調のドレスが刺繍やディテールが凝っていて好みでした。ラストをつとめた、ラインストーンの装飾が素晴らしい、白いLillyの世界も素敵でした。
写真は、ファッションショーのラスト、携帯で慌てて撮りましてあまり画像がよくないですが、大トリの白いウェディングドレス、素敵ですね。
その後、私は息子と別れてBunkamura ル・シネマのボリショイバレエ胡桃割人形を観にいきました。バレエ・ナッツクラッカー(胡桃割人形)はクリスマスの人気の出し物ですので、これもまた、見応えのあるものでした。日本人には耳慣れているチャイコフスキーの音楽も素晴らしかったです。
文化の日に、とても文化的で華やかなステージを楽しむことができて感謝しております。
 

 

恒例のハロウィンお菓子です♪

2019-10-31
2019年ハロウィン
ハロウィンお菓子
今日はアメリカなどで、お化けの扮装をした子供たちが近所の家を訪問して「trick or treat!!」お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ、と練り歩くお祭りの日です。万聖節または諸聖人の日のイヴであり、続く死者の日のイヴイヴでもあります。
私の出身はミッション系の女子校でしたので、小学生の時の英語の授業の一環としてハロウィンパーティーをしていました。そのころは、プールに浮かんだリンゴを手を使わずに、口だけで取る、というようなゲームをした覚えがあります。
日本でもいつのまにかハロウィン=仮装として、定着しましたね。まあ、混乱が起きるのは困りますが、経済効果があるのは良いことなのでしょう。
とてもささやかですが、調布女子学生会館では、皆さんにお菓子を配っています。昨日用意しましたが、今朝は全部、綺麗さっぱりなくなっていました、、、驚いた顔
毎年同じ飾りつけなのですが、今年はちょっと間違いがあります。
ハロウィンのミステリーと思っていただけたら幸いです2つのハート(うふふ)

佐藤卓史シューベルトツィクルスに行ってまいりました

2019-10-04
佐藤卓史シューベルトツィクルス
ベーゼンドルファー1
ベーゼンドルファー2
昨日友人と、上野文化会館のコンサートに行ってまいりました。
 
佐藤卓史シューベルトツィクルス(連続演奏会)、私は二回目の演奏会です。
 
昨日はショパンコンクール4位でワルシャワ在住の山本貴志さんとの連弾が殆どでした。
 
曲目は全てポロネーズ。有名な軍隊行進曲も演奏され、男性二人のデュオはとても力強く、明るく、気分転換にはピッタリ。
とても聴き応えがありました2つのハート
 
ピアノはベーゼンドルファー。ベーゼンドルファー専属の調律師が丁寧に調律していました。
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