調布女子学生会館便り
調布女子学生会館便り
調布駅前皮膚科の姉妹先生について
2022-08-02
調布駅すぐ近くに「調布駅前皮膚科」という皮膚科医院があります。
あまり似ていない、色白の姉先生と愛嬌のある活発そうな妹先生の二人で診療をしていました。
この先生がたには、主に子供がお世話になり、
子供が赤ちゃんの時、主人が水虫でしたので水虫様の症状から、医院に行ったことがあります。
「赤ちゃんは水虫になりませんよぉー」と笑った竹井先生ですが、ちゃんと検査をしてくれ「水虫でしたー」とまた笑いながらもどってきました。
明るくて、感じの良い先生でしたがここ数年、お姿を見かけないので
蕁麻疹で通院している事務局のスタッフがお姉さまの天野先生に聞いたところ、おなくなりになったということでした。
何となく調べていたら、上にあるように、最初に卒業された横浜国立大学に没後寄付をされたとのことです。
エントロピーが増えるでしょ、というのは化学をやっている者はよく使う言葉です。
この先生の死生観はあまりにも潔く、真似のできるものではありませんが、
全ての生命あるものは、分解されてやがて自然に還ります。(還らないで何世紀もあとに発見されたりもしますが)
こうやって分解して広がっていく様子をざっくり説明すればエントロピーが増える、と言うのです。
もともと、エントロピーが増大するのは自然の法則なのです。
お姉さまがまた、サバサバした性格の方で、とても良い先生ですよ。
私が死んで一年も経ったらみんな忘れるでしょう、と竹井先生は書かれていますが、忘れませんよ。先生はアイドルのあいはらゆうに似ていて、いつも笑っていましたね。
ご近所の良い話でした。
合掌