館長ひとりごと
2024-04-03
今日は雨模様の東京です。
明日になれば、全ての方のお引越しが終わることになっています。３１日から毎日、細々としたことで忙しかったです。
３月は去る、という言葉通りに去り、４月もあっという間に終わりそうです。
何年か前に、母、事務所のスタッフ、今もお手伝いをしてもらっている御子柴さんとICUの桜を観に行ったことがあります。その面子で出かけるのも珍しいかと写真も撮りました。
桜、美しいですね。青い空にも曇り空にも合う花姿です。
日本人は桜を見ると嬉しいようですが、私には少し物悲しく感じられます。
母が帰天した年の春、免許を返納した父を連れて、多摩川から狛江にかけて桜並木をドライブしたことがあります。父もとても元気でしたが、その夏に脳梗塞で倒れ、リハビリ病院で一時かなり元気になったものの、車椅子生活になってしまい２０１９年に、まだ数輪しか咲いていない調布を流れる多摩川の支流、野川沿いの桜を観に連れて行ったのが最後です。
満開の桜は見られなかったので、桜を数輪手折って父の手に持たせました。
また来年がある、と信じていたのにそれは永遠になくなりました。
私の心残りだったのでしょうか、2020年春に、家族で大きな満開の桜、、東山魁夷の桜のような、、を鑑賞する夢を見ました。
皆、綺麗ねえ、と喜んでいたので私も忘れられません。
