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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2024-02-28
昨日に引き続き、晴れの東京です。昨日よりは風も強くはありません。
昨日のニュースで知ったのですが、ウズラの卵を喉に詰まらせて小学校低学年の児童が亡くなったそうです。なんとも痛ましく、親にとってはショックなことです。
そうしたら、今までも年間何人かの子供が、白玉団子やプチトマトなどで被害にあっているということです。ですから問題はウズラの卵に限らない、食べ方の問題なのかもしれませんね。家庭でも学校でも、よく噛んで飲み込みましょう、と指導するほかはなさそうに思います。
私も子供のころ、もずく酢が好きだったのですが、母は短く切ってくれていたようで、旅先の旅館の朝ごはんに出ていたものを食べて、喉につまりそうになって四苦八苦したことがあります。その後しばらくもずく酢は敬遠していたのですが、大人になって調理法を学び、通常は食べやすく切るものだと習ってからは問題なく食しています。
大人でも喉に詰まらせることは多いですよね。私はイタリア一人旅の時、訪ねて行った修道院がちょうどクローズの時間で、近くに旅籠とでも表現したほうがよいような一軒宿しかなく、そこで固いビフテキを食べる羽目になりました。しかし、筋だらけの肉はかみ切れず、飲み込もうとしたら喉に詰まってしまったんです。その時は遠い異国の旅籠屋のレストランで果てるのか、、と真剣に思いました。
こんな風に考えると、無事に生きていることのほうが不思議なくらいです。特に私の息子など、生まれた時期が早かったせいか赤ちゃんのころから飲み込む力が弱く、ミルクもなかなか飲めませんでした。そしてアレルギーで喉も弱く、果物など食べると喉が痛くなるそうです。その息子が、小学校の給食でよく食べ物を喉に詰まらせなかったなと思います。
まあ、子供も私とおなじくいろいろと毎日危ないことを経験しているのですよね。そして命の危機を感じると自分の身を守る術を身に着けることができるようになります。

ウズラの卵を給食に出すことを停止した自治体が多いそうです。低学年の子供たちには小さく切るというような配慮も必要と思いますが、食べることはやはり学習することです。
何かを食べて体調が悪くなればアレルギーの可能性が大きいです。私の息子が2歳児くらいの時、また、幼稚園の時、お友達が遊びに来た時にリンゴを剥いて出しても、一口も食べなかったことを疑問に思い、その後、やっと果物アレルギーであったことを知りました。(実はリンゴもサクランボもビワも食べたことがあり、すぐ喉がかゆくなったそうです)
子供は子供で、体験することによって学習しています。

しかし、今回のことは誰のせいでもないですが本当に痛ましく、胸が痛みます。

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