館長ひとりごと

2024-02-27

晴れていますが強風が吹き荒れている東京です。

だんだん春にむかっているのでしょうが、春は嵐のイメージがありますね。

ヘッセの小説に「春の嵐」というのがありましたっけ。

家に世界文学全集があり、子供時代によく読んだのはヘッセとブロンテ姉妹、プルースト、バルザックなどです。

なかでもヘッセは友情や恋愛が悲劇に終わるものも多く、青春の、まさに春の嵐といった作品が多く惹きつけられたものです。今では、ヘッセのなかでは比較的牧歌的な作品、ヘッセの出世作といわれる「ペーターカーメンチント(郷愁)」が一番好きな作品となりました。やはり、結末に救いがある話のほうが何度も繰り返し読みやすいですよね。

先日、左手の親指を怪我しました。たいしたことのない切り傷なのですが、親指は意外と力を入れて使うのですね。傷口がなかなかふさがらず、不便な思いをしております。たいした怪我ではないのに本当になかなか治らず、ちょっと高いですが傷の治りが早いという防水テープを買いました。ピアノもなんとなく弾きにくいし、ちょっとしたことで人間は不調になってしまうのだなと思います。

後期試験、まだ受験を控えていらっしゃる学生さんは、気温も変わりやすい季節になりましたしくれぐれも体調管理お気をつけくださいませ。