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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2024-02-01
二月、朔日です。週末には節分、立春が来ます。
今日は暖かい東京です。館長宅は朝はとても日当たりが良く(そのせいで夏はとても暑いのですが)、そのおかげか今日は暖房をつけなくても良いくらいでした。
段々と春が近づいてきているのでしょうね。能登半島で地震の被害に遭われている方達も寒いよりは春のほうが良いと思いますが、炎熱の夏になるまでに生活環境が良くなることを願っております。

世界情勢を語れるほど私は知識があるわけではないのですが、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナの戦いについて、いつも心が痛みます。
イスラエルについては、無差別、また病院への攻撃などテレビでも悲惨な映像が流され、国際的にも批難されています。
ところが、イスラエルはホロコースト教育を国民に施し、戦意高揚に努めているそうです。
考えてみると、ユダヤ人たちは自分たちの国を失い、ヨーロッパ各地に散らばっていきました。また、頭の良い人たちが多いので移住先で成功する人も多かったでしょう。移民が成功すると妬まれるでしょうし、また、キリスト教文化圏ではユダヤ教の人たちは、キリスト教を認めない人たちでもあります。
子供のころ、皆さんも読んだでしょう。有名なシェイクスピアのベニスの商人の悪役はユダヤ人ですし、私が心躍らせて読んだ、スコットの十字軍の騎士(原題はタリズマン)にもユダヤ人の美女が出てきますが報われません。子供心に違和感を感じたことがあります。
考えれば昔から差別され抑圧されてきた人たちです。それらがあってのホロコーストなのでしょう。

戦争はどんな理由があっても正当化できるものではないと思います。人は人を殺さない、そのルールを外れたらヒトとして生きてはいけません。けれど、頑なな態度を貫くイスラエルの歴史的背景を考えると、それも悲劇としか言いようがありませんね。

最近、国際関係の学問が学べる学部がいろいろな大学に多くなっています。東京外国語大学にも国際社会学部があります。昔も今もハムラビ法典のような復讐法の原理がまかり通っていますが、本当に論理的な話し合いで問題解決できるような世界であって欲しいです。学生さんもよく学び、社会を導いて欲しいと願っています。

今日は長いひとり言になってしまいましたが、お風呂の中で何について書こうかと考えていて何日か前から、考えていたことです。考えるだけで、何かできるわけでもないのですが。
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