館長ひとりごと
2023-11-22
今日も東京は晴れました。上の階からは朝、白い富士山が見えたのではないでしょうか。
明日、実はピアノの発表会があるんです。毎日仕事はしていますし、アコースティックピアノですし、練習時間は限られています。けれどそれなりに練習してきました。暗譜もしました。が、ノーミスでは弾けません。いま、調子がよくて９割くらいでしょうか。ただ、フォルテの低音のオクターヴから始まる重々しく暗い曲なので、音を外すと目立ちます。
どうなることやら、、、なのですが、ベストを尽くせるといいなと思っています。
ここ二年あまり、ブラームスの曲ばかりやっています。ブラームスは口が重い人で、そのぶん音楽に自分の心を入れ込めたと言われています。いいなあ、と思う曲は、哀愁や諦念を感じさせる曲ばかりです。今弾いているのは、怒りエネルギーの発現のような曲です。ともすれば乱暴に聴こえてしまうので、やはりミスしないで弾けるといいなあ、、。
曲を仕上げる時に作曲家の生涯も重ねたり、自分の心情を重ねたりします。
ここ数年、私の周りの環境が一変いたしました。それでも毎日をこなさなければならないので、必死になってやってまいりました。でもどこかで、何故、、とか、どうして、、とか行き場のない怒りや悲しみが心に渦巻いていたのでしょう。そんな気持ちを晴らすつもりで弾いてこられたらいいなと願っています。
