館長ひとりごと
2023-09-20
今日は彼岸の入りです。毎年言っていますが暑さ寒さも彼岸まで、、、昨日よりは幾分曇っていてマシですが今日も暑いです。
うちは仏教行事をきちんとする家ではありませんが、それでもお彼岸になると墓参したくなります。
母は突然死だったので、昨日までの生活のあとが、ぬくもりが家じゅうに残っていて、未だに片づけられません。事故や災害などで突然家族を奪われた方もこのように思われるのかもしれません。理性では、もう帰ってこないこともわかっているのですが、また会えそうな気がするまま、もう５年経ちました。
父も母の後を追いかけるように、私も手を尽くしたとは言い難く後悔が残りますが、母の逝去の翌年に旅立ってしまいました。
今でも忘れられない気持ちがあります。
春めいてきて花が咲くと、どうしてあのひとたちが居ないのに花が咲くのだろう、と思ったことです。綺麗な花が咲いているよ、観に行こうよ、と何故言えないのだろう？大切な人が居なくなっても季節は過ぎて当たり前になぜ花は咲くのだろう、、とその当時思っていました。
今では、人前で話せるようにはなりましたが、それでもポンコツでも多分受け止めてくれるだろう存在である、親の喪失は愛の喪失です。
私も日ごろ、家族と衝突したりしますが、後悔のないよう、大切に生活していきたいと思っているんですよ。
