本文へ移動

調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

RSS(別ウィンドウで開きます) 

明日はハロウィンです

2023-10-30
ハロウィンのお菓子です
ハロウィンきらちゃん
久々のブログ更新になりました。館長ひとりごと、もブログといえばブログなんですが、あちらのほうがとりとめなく書きやすいですね。

調布女子学生会館毎年恒例のハロウィンのお菓子プレゼントです。心ばかりのものですが、ひと時、童心に戻っていただけたら幸いです。
そして、お人形さんは、白魔女のドレスを着た、リカちゃんフレンドのきらちゃんです。きらちゃんは館長の推しです。きらちゃんはリカちゃんに比べてなんとなく小悪魔っぽかったり、寂しげだったり、表情のあるお人形なんですよね。

ハロウィンのお祭り騒ぎも年々度を越して、去年の韓国での痛ましい事故も皆さんの記憶に新しいことと思います。
渋谷などでは警戒しているようですが、どうなのでしょう、、。
事故のない、楽しいハロウィンでありますように、、。

台東薪能

2023-09-06
浅草寺境内
フォトセッション船弁慶より
昨日は最近ではまたまた酷暑日。暑い中、浅草寺の境内で行われる台東薪能に行ってまいりました。
秋らしい文化的な活動をやっとしている感じです。もっとも、会場に行きつくまで汗だく、会場では熱中症予防の塩飴やパンフレットと一緒に100円ショップのネッククーラーまで入っていて心遣いに感謝しました。
以前観に来た時は雨天だったのでホールでの鑑賞でしたので、火入れ式を始め、野外での台東薪能鑑賞は初めてです。
お江戸の火消しの流れをくむ方達でしょうか。よく江戸時代の時代劇で見かけるような纏いを持ち、大きな竹についた松明で舞台両側の薪に点火。謡とともに火入れの儀式が執り行われました。風があったので、最初は舞台が焼けないかと心配になるほど燃えています。席からは遠かったのですが、火が運ばれてきた時に熱くなったのを感じました。

演目は、「半蔀」これは源氏物語の夕顔の可憐な幻影が夕顔が巻き付いた半蔀から出でて舞い踊るのを僧が観ている、というお能です。齢のころなら19か二十歳、儚げな女性が舞台に観えるので驚きです。シテは観世善正さんで、以前もお写真をこのブログに載せさせていただきました。

狂言は「附子」わかりやすく、面白かったので会場からは笑い声があがりました。

休憩をはさんで、「船弁慶」。静御前の舞いと、平氏の怨霊の二役を演じきります。

まだまだ暑く、役者の方達は装束を着こむだけでも、普通の人なら倒れそうです。
けれど、静謐な空間を作り出していました。海外の方もいらっしゃって鑑賞されていました。

今回、初の試みだそうで、舞台終演後、フォトセッションタイムがありました。皆さんどうぞSNSなどに投稿してくださいということです。
お能を楽しむ方達がもっと増えるといいですね。歌舞伎の派手さに比べるとまだまだ敷居が高いのかと思います。

お盆休みの漫画 違国日記

2023-08-23
お盆休みにしたこと、、、アマゾンプライムでミセスハリスパリに行く、鑑賞、漫画「違国日記」を読んだこと。

さて、来年ガッキーこと新垣結衣さん主演で映画が公開される予定だそうです。
ガッキーのイメージではないなあ、、と思うのですが。

これは傑作でした。今年、流行っているスタジオジブリのアニメが「君たちはどう生きるか」ですが、わたしが思うに「わたしたちはどう生きるか」が詰まっている小説のような漫画でした。
というのも、登場人物のセリフがぐさりと胸に刺さるのです。

主人公、まだ中学生の朝は目の前で起きた事故で突然両親を失います。残った親族は年金暮らしだから、、とかいろいろと言って朝は盥回しにされそうになり、その状況を見ていた独身で少女小説家の叔母、槙生が「私はあなたを踏みにじらない」と引き取ることになったのです。

朝の後年の言葉で、その時のことを
あの日 あのひとは 群れをはぐれた狼のような目で
わたしの天涯孤独の運命を退けた

と記しています。

槙生は朝の母である姉に「あんたがダメだから」と言い続けられ姉を憎んでいます。
それをちゃんと朝に話し、彼女は朝に日記をつけるといい。この先あなたに誰が何と言って 誰が何と言わなかったのか
また、自分は姉を失ってもちっとも悲しくないけれど
と言ったり、
わたしは誰とも分かち合わない
と言ったりしますが、
あなたの感じ方はあなただけのもの。とも言います。

この言葉のあたりで私は自分の中のインナーチャイルドと申しますか、親を失った悲しみ、受け入れられない気持ちに対して罪悪感に似たものをもっていたのですが、肯定されたようで胸に響きました。

以前、父母をなくして、ママ友である年上の友人に「人生で一番辛い気がする」と言ったら驚かれたことがあるのですが、その数年後彼女も両親をなくし、一緒に話した時に「大人だけれど孤児になっちゃったの」そうそう、そうなの変な表現かもしれないけれどそういう気持ちなの!と共感しあえたことがあります。
思うことと言葉にすることでも、この漫画に「言葉にすると残る」と出てきていて、まさに、上記のケースで、私は自分の寄る辺ない気持ちを不幸と言ったのを否定されたので今でもそれは忘れられません。その友人を責めることはないけれど、人と人とはそのようなすれ違いが多いのではないでしょうか。

愛するということ自体が恐怖に打克つ行為。

そんな言葉も出てきて、小説を読んだ時のように一言一言に考えこみます。

槙生叔母さんは変わり者で、「苛烈な人」と表現されたりしますが、私は身近に、父がとても苛烈な人だったのでそれほどとも思いませんでした。

成長していく姪とともに、叔母の心情も変わっていく、それが胸にささる言葉で淡々と現わされているという良作と思います。

ちょっとガッキーでは狼にはなれないかも、、、。

七夕に星に願いを

2023-07-06
2023年七夕飾り
お菓子のプレゼント
コロナ禍と、事務局の方のご病気などで、取り込んでいたせいか、久々に七夕飾りをした気がします。
お菓子のプレゼントも用意いたしました。
飾り付けていたら、早速、就職願を書きにきた学生さんが。

今年、卒業される方も多いので、皆さん無事に就職が決まりますよう、と心から願っています。
私はとりあえず、世界平和を願いました。
早く戦争が終わって、値上がりがストップして生活しやすくなりますよう。
戦争や理不尽な理由で命の危険に晒されるひとたちをお守りください

ベランダ庭園

2023-05-10
ガートルードジェキル
リパブリックドゥモンマルトル
父が金木犀を植えていた大きな鉢があって、いろいろ多忙で枯らしてしまいました。
そこに、バラを植えてみたのをきっかけに、今まで住んでいた家の庭でも地植えで何種類かのバラを育てていたので、学生会館の6階館長宅のベランダでバラ栽培をしています。
ちょうど父が帰天して2年あまりが過ぎ、少し心が落ち着いてきた去年からです。

殆ど新苗を買って、去年は摘蕾をして大切に育てました。日当たりがとても良いので光合成にはピッタリの条件です。

大きな鉢に植えたものはやはり鉢に合わせて大きくなりますね。ガートルードジェキルは香り高いイングリッシュローズですが私の背丈を越すほど大きくなりました。
比較的、頑健で病害虫に強いと言われるバラばかり選んでいます。

リパブリックドゥモンマルトルも新苗がみるみる大きく育ち、横に幅をとるのでオベリスク仕立てにしてみました。

本来なら自然樹形で強い剪定などせずに株を大きく育ててあげると良いのでしょうが、、。

以前住んでいた家の庭の手入れがおろそかになり、今年の冬は移植して学生会館の玄関先で育ててみようかなと思います。何年も放置していたので大丈夫でしょうか。

バラも丁寧に育てればちゃんと応えてくれます


ヨハネパウロ二世
TOPへ戻る