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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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花便り

2012-03-22
南風がそっと吹く少し温かな東京です。
天気予報では四月の陽気ということでしたが
曇り空で気温はさほど上がっておりません。
 
ようやく白梅も満開です。
 
東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな
春の東風が吹いたら忘れずに咲いて香りとなつかしい都の便りを送っておくれ
 
失脚して九州大宰府に流された菅原道真公の有名な歌、
飛び梅伝説」の生まれた歌です。
 
梅を愛した道真公辞世の歌は、雪を梅に見立てたものです。
桜を熱愛してまさに桜の季節に眠りについた
西行法師は幸せですね。
 
寒い冬でしたが各地の花便りもちらほら聞こえてきました。

沈丁花

2012-03-21
沈丁花
穏やかな晴れとなった春分の日もすぎ、
きょうは冷たい風が吹く東京です。
 
今まさに仲春ですが、沈丁花がひそやかに咲いていました。
 
沈丁花には花びらが無く、花のように見えるのはがく片です。
 
何処からともなくつよい芳香が漂うと
春が来た
と、心から思います。
 
沈丁花は挿し木で増やせます。
 
 
沈丁花祈りの刻の人通る
      片桐 寅吉
       飯田蛇笏主催の俳誌「雲母」より
 
きのうはご家族で集まって墓参に行かれた方が多かったようです。
高知では桜が開きましたがソメイヨシノの蕾は東京ではまだ固そうです。
 

春分

2012-03-19
河津桜
ワシントンの染井吉野が咲いたそうです。
東京では日当たりによって、やっと梅が満開になってきたところです。
 
調布市文化会館たづくりの前の河津桜が満開です。
河津桜は大島桜と寒緋桜の交雑です。
今年の花便りは遅いようですね。
 
明日20日は春分の日です。
太陽は真東から上り真西に沈み、古来農耕を始めたり祖先の御霊を祀る日とされています。
また「自然をたたえ生物をいつくしむ」
国民の祝日です。
 

お彼岸

2012-03-16
天神の枝垂れ梅
春分の日と秋分の日を中日と言い、その前後それぞれ三日間を含む七日間を彼岸と呼び
お墓詣りや仏事を行います。
春の彼岸は牡丹の花に因み、「ぼたもち」を食します。
 
明日17日は彼岸の入り、
東京は雨の予報です。
彼岸の入りの日に雨が降ると豊作になるとされています。
 
春一番というのは立春から春分の日までに吹く南よりの強い風です。
春一番、今年は遅いですね。
 
毎年よ彼岸の入りに寒いのは
        正岡 子規
  有名な句ですね
 
布田天神社の枝垂れ梅もやっと咲きました。

枝垂梅

2012-03-13
枝垂梅
冬のような青い空が広がり北風の吹く東京です。
 
なかなか満開の梅を見る機会がなかったのですが、
きょうは枝垂梅が見事に咲いていました。
蕾が開かない布田天神社の道真公も
羨ましがっていらっしゃるでしょうか。
 
調布女子学生会館から多摩丘陵がよく見渡せます。
読売ランドの観覧車、多摩ニュータウン、、、
この丘陵も昔は花盛りだったでしょうか。
 
多摩の山左右に迫りて梅の里
        高浜 虚子
 
多摩丘陵の西の端はミシュラン三ツ星の高尾山です
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