調布女子学生会館便り
調布女子学生会館便り
Pascali
2012-05-22
調布市にある都立神代植物公園は薔薇園のライトアップで有名です。
春と秋に催され、沢山の人が優雅華麗な薔薇に癒されます。
いくつか薔薇園のバラのご紹介をします
この白い端整なティーローズはパスカリ。
ベルギーで生まれました。
復活祭に捧げられる純白の花の意味があります。
ほのかな香りがします。
薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。
薔薇ニ曲より ニ(白金の独楽)
小満
2012-05-21
今日は小満
陰暦四月の「中」の名称で、現代ではほとんど忘れられているようです。
陽気盛んに万物ようやく長じ満つる気。
麦秋も今頃のことを言います。
心配されていた天候でしたが、晴れ間が出て
全国で多くの人が金環日食を観察して感激したのではないでしょうか。
今回のように日本の広範囲で観測できるのは
300年後。
想像がつきませんが
どんな世界になっているでしょう。
牡丹の花が見ごろです。
「花の王」とも言われます。
写真のボタンの名前は「日の出の海」。
たしかに、そのような風情ですね
虹を吐いてひらかんとする牡丹哉
蕪村(遺稿)
この句もどこか宇宙的です。
紅い薔薇
2012-05-17
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
北原 白秋(白金ノ独楽)
美しく短く覚えやすい。
一生忘れないフレーズです。
最近になって
これは白秋の復活を記す詩である、と知りました。
この詩を初めて覚えた時
こどもごころに「生命の不思議」を思ったことと重ねあわせ
こどもごころに「生命の不思議」を思ったことと重ねあわせ
納得いたします。
調布の薔薇も見ごろです。来月中ごろまで
旅の日
2012-05-16
きょう5月16日は旅の日です。
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」に旅立った日。
<旅立>
弥生も末の七日(現行暦5月16日)、、、、、上野・谷中の花の梢、又いつかはと心ぼそし。、、、
行く春や鳥啼魚の目は泪
行く春、は晩春の季語です。
有名なこの句は、春への愛惜の心と
旅立つ惜別の情がこもっています。
街では今、ツツジ、シャクナゲが満開です。
今日の東京は夏を思わせる強い日差し、、、
芭蕉が旅立った日も富士をのぞむ好天だったようです
行く春を追いかけて、おくのほそ道、もいいですね
母の日
2012-05-11
五月の第ニ日曜日、
あさって13日は「母の日」。
母の日はもともと、アメリカの教会で始まったそうです。
アンナ・ジャーヴィスという女性が母の思い出のために
白いカーネーションを教会で配ったことに始まり、全世界で行われるようになりました。
日本でも約百年前より教会で行われ、民間に普及しました。
母の愛は無償の愛、
気づかぬようなさりげない母親の毎日の気配りに感謝したいですね。
今週末の東京は五月らしい爽やかな天候に恵まれそう。
頭の中で白い夏野となつてゐる
高屋 窓秋
目に映る情景すべてが眩しく見える、初夏です。