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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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伊香保温泉へ

2022-05-06
春山 伊香保より
伊香保温泉源泉へ
5月の初めに、父の故郷の前橋に行き叔母に会ったり、思い出の伊香保温泉に泊まってきました。
伊香保温泉、、いったい何年振りでしょう。父は6年ほど前に私の息子たちと来て、大浴場で泳ぐという暴挙に及んでいたそうですが、、今となっては父らしいふるまいだったと思います。見られず残念?
防衛施設庁で技官をする前は群馬県庁に勤めていた父です。県庁のレストラン(なかなか美味しいです)も父の縁の場所です。旧庁舎も残っており、父はきっと懐かしく眺めていたことでしょう。
父の入院中にも会いに来てくれた叔母が父の生家の近くに住んでいます。庭にも緑多く、家の中も鉢がいっぱい。どれも活き活きしています。
叔母に世話が大変でしょう、と聞くと、これでも減らしたそうです。
父の生家は群馬大学の近くにあり、今は群大生にお部屋を貸しているそうです。

伊香保温泉に着いた日は冷たい雨の日でしたが、次の日は晴れて、春の彩りの山と春雪の残る山々が望めました。父が居たら喜びそうな景色です。
新緑をとても愛した父ですから、若い萌える芽吹きの山をきっとずっと眺めていたでしょう。

群馬県というところは少し不思議な所だなと思います。関東地方では珍しく総理大臣を複数輩出したり、萩原朔太郎のような詩人がいたり、、。

伊香保には父の好きだったミヤマツツジも咲いていました。うちのは枯らしてしまってごめんなさい。そのかわり、この春に頑張ってバラを植えました。
ゴールデンウィークは殆どバラの世話をしていたかもしれません(^^;

新緑を見ると、父と出かけたことを思い出します
ミヤマツツジ

2022年度歓迎ミーティングを行いました

2022-04-11
4月10日に、1グループ5人から6人で15分間、換気した談話室で歓迎ミーティングを行いました。去年からこの方式で、短い時間ですがマスクをつけたまま会話していただく会を設けています。
プライバシー保護のため、写真はのせられませんが、盛り上がったグループもありました。
去年も今年も新入生は東京外国語大学か明治大学に限られてしまいましたが、先輩がいらっしゃるのでいろいろなお話も聞けたと思います。
一番可哀そうだなと思うのは、2020年入学の方達です。殆どオンラインで体調を崩される方も多かったですね。けれど、その中でも、自然にポジティヴシンキングな方も居て、私もとても励みになっています。昨日は欠席されましたが、その方の話などもしました。
新入生はまだ生活に慣れずに不安感でいっぱいなので出席率は100%なのですが、上級生の方達は多忙なこともあり、参加が少なくなってしまい、寂しい気もいたします。
優良なバイト先の話題などにも及んで先輩と新入生と楽しそうに交流しているグループもあり、この会をきっかけに仲良くしていただけると幸いです。
調布女子学生会館は小さな学生会館ですが、学生さんは多忙ですから、住んで長いのに初めて顔を合わす、言葉をかわす、というようなこともあるようです。

昨日は、まだ来られない留学生の方とオンラインで繋いでみるという、うちにしては画期的な試みも成功いたしました。
留学生の方から、「好きなものはKPOPと鬼滅の刃、、」と聞かされると、びっくりするやら嬉しいやら、、。若者文化は世界共通なのかもしれませんね。

とりあえず、無事に終わってホッといたしました、、、。

深大寺

2022-03-04
深大寺小学校
3月3日、4日は調布の古刹、深大寺でだるま市があります。
昨日も多くの人たちがバス停で深大寺行きを待っていました。
歩くのに自信のない方達は別として、「深大寺行き」を待つ間、何本も吉祥寺行き、三鷹行きなど来ますので、「深大寺入り口(または深大寺小学校)に停まりますか?」と聞けば乗れるバスが多いです。せっかくバス会社の人が誘導しているのに、深大寺に行かれる方は並んでください、、、ということで長蛇の列では、ちょっとなあ、と思いました。
昔から、だるま市の日は車が混むので子供が乗る幼稚園バスなども遅れたりしていました。
昨日は温かく、出掛けやすかったのでしょう。調布駅のロータリーには多くの人が並び、私は写真の深大寺小学校のバス停で降り歩こうと杏林大学病院行きに乗りました。

実は、写真の深大寺小学校は調布女子学生会館を設計施工した、父の櫻井隆一が建てた学校です。
外壁に瓦がのっていたり、和風なたたずまいの学校です。
父が、「深大寺小学校は風致地区で、なかなか楽しい仕事だったなあ」と言っていたのを思いだします。
それなりに古い建物なので耐震補強のブレースが入っていますが、父にゆかりの小学校です。
公共事業は入札で決まりますが、私も父に頼まれて埼玉まで入札の書類を届けに行ったことがあります。

昨日は、会社のだるまと、息子の国家試験等の合格祈願のだるまと、父が持っていた古い二体のだるまに梵字を入れてもらい納めてきました。

私は一応、クリスチャンなのですが、キリスト教はご利益宗教ではないので、現世でのお願いはちゃっかりだるまさんに託したりしています。
息子の去年の願いもまさに満願成就しました。今は今で悩みがあるようですが、生きているうちは苦楽があって当たり前。
父が何を願っていたのか、もう知ることはできませんが、父のだるまにも吽の字を入れてもらい、ころころとお焚き上げの場所に転がしてきました。

だるまさん、やっと両目が揃ったかと思うと、束の間の春を感じながら消えていくと思うとあはれな気もします。

字幕映画のおススメ

2022-02-09
エカテリーナ宮殿
ここずっと体調も優れないことをいいことにipadでAmazon Prime,Net Flixなどで観たい映画やドラマを観ています。
ただ、映画で吹き替えか字幕を選ぶ時は私は英語でしたら字幕にします。

もちろん英語を専攻していたわけではないですし、高校生の時に少々得意だったくらいで今はすっかり忘れています。
でも海外旅行でまず通じるのが英語ですし、ネイティブではない人とたどたどしい英語で会話するのも意外と楽しいんです。

普段はあまり観ないラブコメを視聴したりしています。先日は観た人も多いでしょう。「ノッティングヒルの恋人」などを観ました。ジュリア・ロバーツは可愛いしヒュー・グラントもちょっとダメなイケメンを演じたらぴったりです。
たいてい早口で聞き取れないことのほうが多いのですが、会話が殆どですし、会話はかなり簡単な単語でできています。そして字幕では、会話のニュアンスを汲んでか私が思ってもいないような訳し方をしていたり、面白いし勉強になります。

コロナで海外に行けないので、頭をしぼって知っている単語で会話を捻り出すことがないので、せめて字幕の映画を楽しむことにしています。

早く自由に旅したいですね

写真は、ロシアのエカテリーナ宮殿。琥珀の間で有名です。こちらは日本からはサイトで入場券を取れませんでした。待ち構えていたのに、あっという間に売り切れてしまい、ホテルで聞いて現地英語ツアーに申し込みました。最初ロシア語ツアーのミニバスに乗せられて、チケット売り場の人が探しに来て無事英語ツアーで行くことができたのです。それもいい思い出です。

アンという名の少女について

2022-02-03
今日は節分ですね。明日は立春。暦では本当の新年は明日からという考えもありますね。鬼ってなんでしょうね。一年の間に溜まった、邪気のようなものなのでしょうか、、。

さて、タイトルと全然違う書き出しですが、私は今まで一人で夕食をとることが多く、録画していたドラマや映画をぼっちご飯の時に観ることがささやかな楽しみでした。
今、兄とも同居しているのでそのささやかなぼっちご飯はなくなり、以前と比べて圧倒的にテレビを見なくなりました。
「アンという名の少女」はNHKBSで放送の予告を見て、一応、居間の大画面のテレビに録画していましたが、食事時というスキマ時間でない時にテレビを観るのは何とも言えず面倒で観ていませんでした。
最近、息子がネットフリックスに加入して私のアカウントも作ってくれ、ipadで、「寝ころびながら」観られることになりました。

そこで、「アンという名の少女」を視聴したのですが、、。

この物語はモンゴメリの「赤毛のアンシリーズ」を下敷きにしていますが、かなり物語は過激で、かつ現代的です。

ジェンダー問題、有色人種への差別問題なども取り扱っています。

原作が大好きな人には噴飯モノかもしれませんし、いささかドラマチックすぎる感じがありますが、中々鋭い視点から描かれて面白いと私は思います。

このドラマでインディアンの少女が酷い環境の学校、と称する収容所に閉じ込められるという事件があるのですが、実際、大人たちは殺され、子供たちも再教育と称して劣悪な環境で命を落としていたらしいのです、、。

プリンスエドワード島。その名を聞くと美しい自然、素朴な人々のイメージが浮かんできます。けれど、真面目に考えると、その当時のアヴォンリーの田舎の人々はきっとかたくなで保守的で、孤児院育ちのアンは酷く虐められたでしょうし、相当な変わり者に思われたはずです。
先住民の土地を「異教徒だから」という傲慢な理由で奪い、弾圧してきただろうと想像がつきます。

そういう重い問題もとりあげながら繰り広げられる、「私はEのつくアン!」と言い張る強情な少女と周りの人々との斬新な関わりが面白いです。

個人的には、心優しい美少年のコールがホモセクシュアリティーである(この表現は正しいのでしょうか、、)ことや、花嫁学校に行くはずのダイアナがクイーンズ大学に入学するエピソードが素敵と思いました。

現代の問題を投影させた赤毛のアン、でも時代は20世紀なんですよね。かなり度肝を抜かれますが観る価値はありました

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