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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

3月11日が巡ってまいりました

2020-03-11
東日本大震災から9年。
早春の午後に、東京でも道路のバスが揺れるほど、大きな地震でした。
そのあとテレビで何回も恐ろしい津波の映像が流され、また、福島の原発の冷却のニュースが流され、被災地の方たちはもちろん、日本の全国民が不安とともに過ごした思い出をお持ちだと思います。
スーパーで買い占めがあって、私が行ったころには食べ物はもう何もなかったなぁ、とか
その後の計画停電も大変で、ロウソクの灯りをともしながらご飯を食べたっけなあ、、といろいろなことを思いだします。
 
突然、肉親を喪われた方のショックと御悲嘆ははかりしれません。
わたくしも2年ほど前に突然、元気だった母をなくしました。そしてその後、壮健だった父もあっけなく天に召されました。
毎日ふれあっていた、近しい存在が突然いなくなる不自然さ、空虚さ、寂しさ。へんな話ですが、実は未だに父母の不在を認めていない自分も居て、時々、おかしな気持ちになってしまうこともあります。
被災された方たちの喪失感は、わたくしの個人的な気持ちなどとは比べようもないものと存じます。
せめて何かできることを、と思い、母がよく買っていたフカヒレラーメンを注文しました。でも、母が贔屓にしていたお店の電話番号もわからず、震災後しばらく営業していなかったようなので、疎遠になってしまい気仙沼の違うお店に頼みました。
 
父も母も、今日の暖かい春空から笑いかけてくれているかもしれません。
 
もうすぐ、黙とうの時間です。
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