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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2022-08-31
おはようございます。東京は晴れ、、、時々雨?でしょうか。お日様が出たり、小雨がぱらついたりと不安定な天候です。

30日に、ゴルバチョフ元大統領の訃報が流れました。「ゴルビー」と愛称で呼ばれ、プーチン大統領とは真逆の優しそうな方でしたね。ソヴィエト連邦の崩壊(開放?)の立役者でした。しかし、国名がロシアになってからはロシアンマフィアが悪名を轟かせ、皮肉にも、元KGBのプーチン氏が大統領に就任してからは再び「強いロシア」として国民からも支持されていたようです。(ウクライナ侵攻を全ての人は支持していないでしょうが)
強いプーチン、強いロシアはまた、安全なロシアにも通じ、だからこそ私のようなか弱い女性でも一人旅できたのでしょうが、、。ロシアは若い人たちなら皆、英語が通じ、日本の讃岐うどんのチェーン店まであって一見、他のヨーロッパ諸国となんら変わりなくとても平和に見えました。人々は時間を守り、電車は定刻に発着し感覚としては日本にとても近い感じがしました。
それでも、空港や劇場にたむろする白タクの運転手たちの様子など、なんとなく格差をちらりと垣間見せていたと思います。
尤も、イタリアなどではまったく、プロの物乞いといった人たちがとても多く、息子が驚いていたことがあります。「具合が悪そうにしていたあのおばあちゃん、軍隊の人に注意されたらすッと立ってスタスタ歩いていっちゃったよ」物乞いの人たちですら、なんだか明るいイタリア人なんだなと思わせます。

ロシアの若い人たちは、今、何を考えていることでしょう。
自由で誰にでもチャンスがあるのは良いことです。けれどもそれが競争になってしまったら、小さなころから競争が人生の目的になってしまったら、とても疲れてしまいます。
誰しもが自分らしく生きたい、そもそも自分とは何だろう、と模索しながら生きています。その模索の自由があることこそ、素敵なことだと思うのです。自由とはそういうものではないでしょうか。自分で決められるということは時に厳しいことでもあります。

ゴルバチョフ氏のご冥福をお祈りいたします。やはり、必ず歴史に残る人物でした。


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