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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2022-06-09
今日は曇天の東京です。雷警報も出ているようですが、まだ空は明るいです。先週末に植え替えをしたバラ苗にお水をやりたくなってしまうのですが、、、乾かないと根が張らないそうですし、じっと我慢しています。
昨夜の夕食時に、軽口の多い息子に「学生なんだから学生のすべきことを考えなさいよ」と言ったら学生というその言い方が嫌だとか反論されました。(笑)
そこで思い出したのが、、、坪内逍遥の当世書生気質です。
息子には、「昔の書生さんみたいな立場よねー。坪内逍遥の当世書生気質でも読めば」とそのあと言ったのですが。
何故、この本が、、というと、高校の夏休みの課題読書に何を読もうかなあ、(自慢しますがうちには多くの作家の全集などが揃っています)と呟いていたら、いきなり父が坪内逍遥を薦めてきたのです。明治時代の作家として夏目漱石や泉鏡花など私は好きだったのですが
父は「鏡花は(高校生には)不健康だしなあ」と無理やり薦められました。その本は家にはありませんでしたので、図書館で借りて読んだのですが、旧仮名遣いで読みにくい作品でした、、。そして言いたいことはわかった、書生は気楽なものなんだということ。それなら漱石の猫でも良かった(読んでいましたが)という感想をもちました。
今思っても何故、父がとりわけその書を薦めたのか理解できませんが、懐かしい思い出です。
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