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館長ひとりごと

2022-05-09
昨日はゴールデンウィークの最終日とも言える日曜日。
友人と空也上人と六波羅蜜寺の展覧会を東京国立博物館まで見に行きました。
今まで思ったこともなかったのですが、改めてこの空也上人の木像を見ると、この作者は天才としか思えません。リアルな写実、腕の筋やわらじの紐、リアルな足の爪、玉眼が薄く開いた目から光り、口からは南無阿弥陀仏の6文字がそれぞれ阿弥陀如来となって顕れているというファンタジーな世界観。
13世紀の日本のルネッサンスではないかと思いました。作者の康勝は運慶の四番目の息子で英語の案内にも、「偉大な彫刻家運慶の息子」と書かれていて、このような天才的な作者が偉大な親の名前に隠れて知られていないのが残念な気がしました。慶派の彫刻は復古主義で写実的と言われています。まさに、西洋より一足早い日本のルネッサンスだったんですね。観に行けてよかったです。
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