本文へ移動
ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2022-04-27
昨夜は晩春の嵐でしたね。とても強い風が吹き荒れていました。私は最近、植え付けたばかりのバラの苗が心配でした。三つは新苗、一つは大苗です。今朝確かめましたら無事でした。植物の強さを侮るなかれ、ですね。
「春の嵐」というヘッセの作品を昨日は思い出しました。私は実家にあった世界文学全集のヘッセを読んだので今のタイトルは違うかもしれません。
ヘッセって今の学生さんは読むのでしょうか。一度、「車輪の下」が子供の課題図書になっていたと思います。
多くの愛読書がありますが、ヘッセは息子にも勧めたほどの愛読書があります。ヘッセの作品は女性に振られた、なんとなく陰鬱な話が多いですよね。尤も、詩人だから仕方ないのでしょうか、、?その中でも、心が温かくなるような読後感のある「郷愁」(ペーターカーメンチントが原題だと思います)を息子に薦めたことがあります。
この話はやはり私の中では珠玉の名作で、陰鬱な話ではない(と思います)ので何度も読み返せる作品です。人間の温かさ、強さが描かれていると思います。凡百の同姓同名がいるであろう(作品の中ではそうでした。カーメンチントさんばかり居る村なのです)ペーターのような人間に私もなりたい、と思わせてくれた作品です。
TOPへ戻る