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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

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春なのに。

2020-04-02
散る桜残る桜も散る桜   良寛
 
本当に世の理はそのとおりなのですが、今年は満開の桜も散る桜も見られそうにありません。
調布女子学生会館周辺のお花見スポットといえば、下って、多摩川沿いを狛江までの道路など桜のトンネルになっていますし、深大寺、神代植物公園、少し足をのばして、ICUの桜の通り抜けなど見事です。
けれども、今年は歴史に残る、パンデミックとなり、世界中で大混乱となっています。
感染の収束時期についてもわかりにくく、いったいいつまで新型コロナ肺炎の流行が続くのか、、と思いやられます。多くの識者の意見のように、もしかするとこのまま常在化するのかもわかりません。
 
ご存知の方には、古い話題となると思いますが、ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原体・鉄」など、今、蟄居(はしていませんが)中の読書には良いかもしれません。
 
私が子供の頃から、沢山の流行語を生み、笑わせて楽しくさせてくれた、志村けんさんも新型コロナ肺炎で亡くなってしまいました。日本中が驚きと悲しみに包まれました。
 
ちょうど関西に住んでいた時でしたので、阪神淡路大震災、東京に帰ってからは東日本大震災、とかなりショックを受け、しばらく不自由な生活を強いられた体験もしてきましたが、今回のパンデミックも世界の国々で力を合わせ乗り越えられたらと切に願います。
 
散ってしまう前に、せめて桜を一目見られたらなぁ、、と今春のささやかな願いです。
調布 大正寺の桜

3月11日が巡ってまいりました

2020-03-11
東日本大震災から9年。
早春の午後に、東京でも道路のバスが揺れるほど、大きな地震でした。
そのあとテレビで何回も恐ろしい津波の映像が流され、また、福島の原発の冷却のニュースが流され、被災地の方たちはもちろん、日本の全国民が不安とともに過ごした思い出をお持ちだと思います。
スーパーで買い占めがあって、私が行ったころには食べ物はもう何もなかったなぁ、とか
その後の計画停電も大変で、ロウソクの灯りをともしながらご飯を食べたっけなあ、、といろいろなことを思いだします。
 
突然、肉親を喪われた方のショックと御悲嘆ははかりしれません。
わたくしも2年ほど前に突然、元気だった母をなくしました。そしてその後、壮健だった父もあっけなく天に召されました。
毎日ふれあっていた、近しい存在が突然いなくなる不自然さ、空虚さ、寂しさ。へんな話ですが、実は未だに父母の不在を認めていない自分も居て、時々、おかしな気持ちになってしまうこともあります。
被災された方たちの喪失感は、わたくしの個人的な気持ちなどとは比べようもないものと存じます。
せめて何かできることを、と思い、母がよく買っていたフカヒレラーメンを注文しました。でも、母が贔屓にしていたお店の電話番号もわからず、震災後しばらく営業していなかったようなので、疎遠になってしまい気仙沼の違うお店に頼みました。
 
父も母も、今日の暖かい春空から笑いかけてくれているかもしれません。
 
もうすぐ、黙とうの時間です。

春めいてまいりました

2020-03-05
だるま市の深大寺より
昨日、地元の深大寺のだるま市に出かけてまいりました。前の日は暖かかったのですが、お客様も来られるので4日にしましたら寒いこと、、、。そして新型コロナの影響がここにも出ており、だるま市恒例のお練り行列などは中止、露店の人も何やら不景気な感じです、、。人出もそう多くはなく、毎年だるま市の日は交通渋滞が起こるほど、調布駅と深大寺までの道は混むのですが空いていました。
建物の中にいて外を歩かないとなかなか気づかないものですが、もうすでに多くの春の花が咲き誇っていますね。
先月末には沈丁花が咲いているのを見ましたし、昨日はこの写真にあるような、寒桜の仲間でしょうか、桜の花が満開でした。ちなみに調布市役所の河津桜はもう葉桜になっていました。
辛夷も満開、人様のお宅の庭に見えたので確認はしていませんが、やはり香り高い姫タイサンボクのような花も満開、ミツマタの花も馬酔木も満開です。
春は気温差も大きく、風強く埃や黄砂も降り積もり花粉症もあったりとイメージよりは過ごしにくい季節ですが、花が咲いているのを見るとほっとしますね。
 
わたくしの両親も花が大好きでしたので、花を見かけるたび、
可愛いなぁ、
綺麗ねぇ
芳しいね、そんな喜ぶ顔が浮かんでは消え、なんとも言えぬ物思いに耽る、物狂おしい春でございます。
 
写真は深大寺の参道に何件もある蕎麦屋の駐車場です。東京とは思えぬ、鄙びた風情の古刹ですので、お近くにいらしたときは隣の都立神代植物公園とともに訪ねられると良いですよ。春はバラ、藤、桜も綺麗です。

寒中お見舞申し上げます

2020-01-08
本日は寒い雨です。1月に入り、寒くなってきましたね。暖冬とはとても思えないのですが、、。
 
年末、友人と毎年楽しみにしている小林研一郎氏指揮によるベートーベン交響曲全曲演奏に出かけてまいりました。
昼の1時から深夜零時、まさにニューイヤーになるまでの長い時間の演奏会です。
今年は交響曲一番から、ぴりりと締まった演奏を聴かせてもらえました。
最後の大コーラス付きの九番が終わり、アンコールでコバケンさんが何度も出てきて、びっくりすることをおっしゃいました。
「実は昨夜二時に大学病院に搬送されました」
鼻血が6時間も止まらなかったそうです。今回の演奏会には、医師も二人随行しての参加だったそう。
前日の夜にそんな大変な体調を押しての、長丁場の演奏会です。聴くだけでも体力が要るのにいわんや指揮者をや!です。
 
さすが、炎のマエストロです。コバケンさんの後ろ姿に会場の観客は皆、惜しみない拍手を送りました。
今年は4月にチャイコフスキー交響曲チクルスをされる予定ですが、どうか、傘寿を迎えてお健やかであられますよう心から祈ります。
 
きっと楽団の方も、マエストロの気迫で、緊張感のある素晴らしい演奏を一丸となって奏でたのでしょうね。
 
そんな胸の熱くなるような、少し切ないような気持ちを抱えながら友人と浅草に向かいました。
いきなり西郷さんですが、生まれも育ちも東京ですが実は西郷さんを見るのは初めて。
 
浅草めぐりを始めましたら、スカイツリーがハッピーニューイヤーとひかりながら廻っていました。(少しわかりにくいですね)
 
年末大寒波の予報のせいか、いつも多くの人ですし詰め、警官たちも多数出動の浅草寺も空いていましたよ。
 
私の年末年始の恒例行事です。やはりすごく疲れるのですが、コンサートの聴き応えも素晴らしいですし、やめられそうもありません。
マエストロ・コバケンのご健勝と益々のご活躍を祈るばかりです。
 
皆様にとっても、良いお年でありますようきらきらきらきら
 
 
 

人生の楽しみ

2019-12-10
野首教会 五島列島教会群
コロッセオ 平民席より
ミラノ大聖堂
マリインスキー劇場天井
ベーゼンドルファー
もともと私は歴史が好きで、特に歴史的建造物を見て、内部に入り、昔の人に思いを馳せることが好きです。角のとれた大理石の階段などを見ていったい何人の人が何を思いながら此処を登ったのか、とか。コロッセオでは剣闘士や動物たちが待機していたという地下も見てきましたが、映画のグラディエーターを思いおこしてみたり。平民席は一番上でかなり怖かったですが、熱狂した人たちが零れ落ちんばかりに剣闘に見入って指を立てたり下げたりしていたのでしょうか。
また、どの方も同じと思いますが美しい自然の景観を見て、自然の壮大さや造形の神秘を感じることが好きです。
どちらかというと若い時は後者を目的にして旅行していたと思います。行けませんでしたが、生物学会主催のガラパゴス島への旅には20代のときとても行きたかったですし、今でも残念に思っています。
年齢も重ねると、体力的な問題もあり前者の旅が目的になってまいりました。また、音楽を通して知り合った先生や、音楽好きな友人と親しくするうちに音楽鑑賞、オペラ、バレエなどに興味が移ってまいりました。今では旅先での劇場チェックは欠かせません。
 
それでも、依然として私は古代建築に強く惹かれますし、教会に入ればその土地の人々の信仰を思います。昔ヨーロッパに旅したころは並んで教会に入ることなどなかったですが、昨今は混雑もあり、セキュリティーチェックなどもあるので有名な場所は必ず長蛇の列で少し残念です。
それは日本も同じようで、どこのスポットも観光客でとても混んでいます。旅行人口が増え、観光産業が潤うことも大切です。
インスタグラムなどで美しい観光スポットを次々と見せられると多分とてもその場所に行きたくなるのでしょうね。
 
海外で劇場に足を運ぶのはエンターティメントとしての魅力もありますが、ヒストリカルな劇場で昔の貴婦人たちを想像するのも楽しいからです。それと、海外遠征の費用を考えると、本国での公演はお安いことが多いのも魅力です。
 
今度は、やはり音楽の都と呼ばれるプラハに小旅行する予定です。すでにいくつかの公演のチケットは押さえました。
 
優雅な鑑賞ですが、大人になってこのような目的の旅をするのはとても楽しいことだと思います。若いころには感じられなかったことをいろいろ楽しめるようになってきました。
何よりも、私は、一人旅ができるようにしてくれ、また、チケットも自分で取るものだ(笑)と教えてくれた、音楽好き、建築好きの友人に心から感謝しています。彼女と出会わなかったら、そして親しくしてもらわなかったら今日のような私は居なかったでしょう。
 
私の父は仕事人間でしたので、父のぶんも沢山のものを楽しみたいと思っています。
 
最後にピアノの写真をのせたのは、やはり素人とはいえ、音楽は私の人生の一部だからです。20年ぶりくらいにピアノを再開しました。最初、左手が疲れてしまい鍵盤もロクに叩けませんでした。今でも指使いも音もたどたどしいですが、それでも美しい音楽の譜面を読み進めていくとストレスがすっきりと流れます。美しいものに触れるということはやはり大切なことですし、自分自身を癒すことに通じると思います。
 
さて、来年はドンジョバンニ初演のエステート劇場や、ラ・ボエームやトスカが楽しみです。
 
調布女子学生会館の学生さんも留学されたり、夏休みや春休みに海外旅行に行かれ、よくお土産をいただきます。ありがとうございます。私が学生のころより現在のほうが海外はより身近になり、留学経験も珍しいことではなくなっています。
きっと皆さんも素晴らしい人生の楽しみを見つけられることでしよう。
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