本文へ移動

調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

RSS(別ウィンドウで開きます) 

SKAMという学園ドラマが投げかけるもの

2022-06-06
またまたアマゾンプライムのドラマの話ですが、、。

友人におススメされて見始めた「スカム・フランス シーズン3」。なぜシーズン3なのか、今、配信されているのがシーズン3だから、というのと海外でとても人気があるということです。スカムというのは語としては汚物のようなものを表しているようです。もともとはノルウェーで作られた学園ドラマで、今は各国でそれぞれ作られているそうです。各国で少しずつ設定は違うようですが、原作があってそれをその国にあわせてリメイクしているといった感じでしょうか。

かなり刺激的な内容(と思ってしまっている時点で私は既成概念の塊で堅い保守的な人間であることがわかります)ですが、本当にいろいろ考えさせられるドラマでした。
本当にティーンの15から18くらいの少年少女の考えることなのかな、と思ったり。

内容はさておき、心に残った学生たちのセリフがいくつかあります。
まず、空いた教室を学生たちの憩いの場にしようとダフネという名前の少女と個性的な友人たちが立ち上がります。ところが職員室のWi-Fiを盗用したり、不純異性交遊をしたりで校長先生からお取り潰しを宣告されます。
そこでダフネが「私たちはここができて、今まで話したことのない生徒とも話すようになり、友達が増えました。、、、多様性ということを学校や社会で学ばなかったらいったいどこで学ぶのですか?」
これには校長先生も黙るしかありませんでした。
これは、大人に対する、子供の問いかけでもあります。
また、LGBT問題にもかなり深く切り込んでおり、自分がゲイではないか?と悩む少年がシーズン3の主人公なのですが、ばれたら今までの友人に嘲笑われると思ったり、ゲイとしての初恋に揺れる部分は、とても胸が痛むものでした。しかもその相手は双極性障害を抱えていて、主人公はもちろん深刻に受けとめるのですが、
それまでずっと軽い、おバカなキャラとしか思っていなかったバジルという少年が「俺のお母さんは躁うつ病なんだよ。そんな難しくないよ。悪い時はそりゃあるけれど、具合の良い時に楽しい思い出を沢山つくればいいんだよ」と、軽く言うところは感動しました。
そんな励ましもあり、主人公の少年は1分1分大切に生きていこう、と決心します。

今、日本でもジェンダー、LGBT問題などについて、とても社会が敏感になってはいますが本質的には皆、理解していないのだと思います。
ただ、社会常識になっていて、日本人はそういった集団マナーには厳しいですから個人の意見はさておき、差別は止めましょう、と口先だけで言っている感じがします。

21世紀になっても、日本は世界的にみて、女性差別の激しい国であるし、そんなに寛容な国民性でもないのは日本人である私自身わかりきっています。
本音と建て前は当たり前、でも世界はこうなんだよ、世界の高校生はこんなことを考えて大人になるんだよ、と
私たち大人がまず理解しなければ、幼稚な、言葉だけのグローバル化にしかならないのではないかな、、と思いました。

Amazon Prime BBC テス

2022-05-19
調布女子学生会館便りと銘打っていますが、学生さんの個人的なことは書けませんので本当に私の日常など、全く意味のないことを書き綴っておりますがご容赦下さい。

学生のころ、トーマス・ハーディーの「ダーバヴィルのテス」を読みました。なぜなら、ナスターシャ・キンスキー主演の映画のタイアップコマーシャルが昔テレビで流れていて、その美貌にうっとりしたからです( ´艸`)若い私が読むにしては、女性の転落の生涯の話であり、読んでもその当時は面白く感じませんでした。
amazonprimeとネットフリックスを検索して、ナスターシャのテスが見られないかさがしたのですが、残念ながら無料では見られません。そこでBBC制作のドラマを鑑賞しました。

息子に「何観てるの?←余計なお世話」と聞かれ、「うーん、女の転落人生の話、、」と答えると「嫌われ松子みたいなもの?」「うんうん、まあそんな感じ、、」
と観ていたのですが、やはり大人になって観るといろいろな解釈もできて面白かったです。

原作の発表時は倫理観に厳格なヴィクトリア朝、この小説は堕落していく女性を描いたものとして受け入れられなかったそうです。
けれども、主人公のテスは過酷な運命に翻弄されはしますが、生真面目であり、自分を決して曲げない女性です。
悪役であるアレックも母から愛されず、テスの心からの愛を求めていたのではないかと思いますが、どうにもかみ合わない。
若い女性、はそういうものではないですか。どんなにお金や地位があっても受け付けない男性は拒むしかないのです。また、ここにテスの悲劇があります。自分に辛酸をなめさせた全ての元凶がアレックに集約してしまう。
運命の出会いをはたしていたかのような牧師の息子エンジェルとも、そもそもの出会いから掛け違いがあります。
エンジェルは優しい青年ですが、正直で純粋なテスの告白を許すことができません。
そのくせ、このテス以外の登場人物たちは自分たちが敬虔なキリスト教徒であることを象徴するような言葉、祈りの場面が多く描写されます。赤ちゃんに洗礼も授けられず、教会で葬ることもできないテス。この時の牧師の態度は酷すぎます。規律を守ることだけに執心するのは律法学者と同じではないですか。
全く、言葉と態度が反対であり、赦しということの本質を人間は中々見つめることが難しく、赦すことの難しさも思います。
そして、偽善者のなんと多いこと、、、。

それらのことをハーディーが描きたかったのかどうかはわかりませんが、
最終的に殺人を犯すまで追いつめられてしまうのは、ヴィクトリア朝の人々の厳格さ、人間のエゴなのだろうと思いました。

ドラマを見て、テスのまっすぐな純粋さ、生きづらかっただろうけれど、その心の美しさには感動を覚えました。

伊香保温泉へ

2022-05-06
春山 伊香保より
伊香保温泉源泉へ
5月の初めに、父の故郷の前橋に行き叔母に会ったり、思い出の伊香保温泉に泊まってきました。
伊香保温泉、、いったい何年振りでしょう。父は6年ほど前に私の息子たちと来て、大浴場で泳ぐという暴挙に及んでいたそうですが、、今となっては父らしいふるまいだったと思います。見られず残念?
防衛施設庁で技官をする前は群馬県庁に勤めていた父です。県庁のレストラン(なかなか美味しいです)も父の縁の場所です。旧庁舎も残っており、父はきっと懐かしく眺めていたことでしょう。
父の入院中にも会いに来てくれた叔母が父の生家の近くに住んでいます。庭にも緑多く、家の中も鉢がいっぱい。どれも活き活きしています。
叔母に世話が大変でしょう、と聞くと、これでも減らしたそうです。
父の生家は群馬大学の近くにあり、今は群大生にお部屋を貸しているそうです。

伊香保温泉に着いた日は冷たい雨の日でしたが、次の日は晴れて、春の彩りの山と春雪の残る山々が望めました。父が居たら喜びそうな景色です。
新緑をとても愛した父ですから、若い萌える芽吹きの山をきっとずっと眺めていたでしょう。

群馬県というところは少し不思議な所だなと思います。関東地方では珍しく総理大臣を複数輩出したり、萩原朔太郎のような詩人がいたり、、。

伊香保には父の好きだったミヤマツツジも咲いていました。うちのは枯らしてしまってごめんなさい。そのかわり、この春に頑張ってバラを植えました。
ゴールデンウィークは殆どバラの世話をしていたかもしれません(^^;

新緑を見ると、父と出かけたことを思い出します
ミヤマツツジ

2022年度歓迎ミーティングを行いました

2022-04-11
4月10日に、1グループ5人から6人で15分間、換気した談話室で歓迎ミーティングを行いました。去年からこの方式で、短い時間ですがマスクをつけたまま会話していただく会を設けています。
プライバシー保護のため、写真はのせられませんが、盛り上がったグループもありました。
去年も今年も新入生は東京外国語大学か明治大学に限られてしまいましたが、先輩がいらっしゃるのでいろいろなお話も聞けたと思います。
一番可哀そうだなと思うのは、2020年入学の方達です。殆どオンラインで体調を崩される方も多かったですね。けれど、その中でも、自然にポジティヴシンキングな方も居て、私もとても励みになっています。昨日は欠席されましたが、その方の話などもしました。
新入生はまだ生活に慣れずに不安感でいっぱいなので出席率は100%なのですが、上級生の方達は多忙なこともあり、参加が少なくなってしまい、寂しい気もいたします。
優良なバイト先の話題などにも及んで先輩と新入生と楽しそうに交流しているグループもあり、この会をきっかけに仲良くしていただけると幸いです。
調布女子学生会館は小さな学生会館ですが、学生さんは多忙ですから、住んで長いのに初めて顔を合わす、言葉をかわす、というようなこともあるようです。

昨日は、まだ来られない留学生の方とオンラインで繋いでみるという、うちにしては画期的な試みも成功いたしました。
留学生の方から、「好きなものはKPOPと鬼滅の刃、、」と聞かされると、びっくりするやら嬉しいやら、、。若者文化は世界共通なのかもしれませんね。

とりあえず、無事に終わってホッといたしました、、、。

深大寺

2022-03-04
深大寺小学校
3月3日、4日は調布の古刹、深大寺でだるま市があります。
昨日も多くの人たちがバス停で深大寺行きを待っていました。
歩くのに自信のない方達は別として、「深大寺行き」を待つ間、何本も吉祥寺行き、三鷹行きなど来ますので、「深大寺入り口(または深大寺小学校)に停まりますか?」と聞けば乗れるバスが多いです。せっかくバス会社の人が誘導しているのに、深大寺に行かれる方は並んでください、、、ということで長蛇の列では、ちょっとなあ、と思いました。
昔から、だるま市の日は車が混むので子供が乗る幼稚園バスなども遅れたりしていました。
昨日は温かく、出掛けやすかったのでしょう。調布駅のロータリーには多くの人が並び、私は写真の深大寺小学校のバス停で降り歩こうと杏林大学病院行きに乗りました。

実は、写真の深大寺小学校は調布女子学生会館を設計施工した、父の櫻井隆一が建てた学校です。
外壁に瓦がのっていたり、和風なたたずまいの学校です。
父が、「深大寺小学校は風致地区で、なかなか楽しい仕事だったなあ」と言っていたのを思いだします。
それなりに古い建物なので耐震補強のブレースが入っていますが、父にゆかりの小学校です。
公共事業は入札で決まりますが、私も父に頼まれて埼玉まで入札の書類を届けに行ったことがあります。

昨日は、会社のだるまと、息子の国家試験等の合格祈願のだるまと、父が持っていた古い二体のだるまに梵字を入れてもらい納めてきました。

私は一応、クリスチャンなのですが、キリスト教はご利益宗教ではないので、現世でのお願いはちゃっかりだるまさんに託したりしています。
息子の去年の願いもまさに満願成就しました。今は今で悩みがあるようですが、生きているうちは苦楽があって当たり前。
父が何を願っていたのか、もう知ることはできませんが、父のだるまにも吽の字を入れてもらい、ころころとお焚き上げの場所に転がしてきました。

だるまさん、やっと両目が揃ったかと思うと、束の間の春を感じながら消えていくと思うとあはれな気もします。
TOPへ戻る