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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

アドベント

2017-12-05
野首天主堂
野首教会より展望
12月になりました。
ハロウィンが終わると街はクリスマスムードに包まれます。
皆さまがお住まいの所ではどうでしょうか?
夏の写真で恐縮ですが、五島列島の無人島、野崎島の野首天主堂の写真を載せさせていただきます。右側の風景写真でおわかりになればと思いますが、この教会はこのような丘陵を登った、高台に建っております。
今は無人の島ですが、かつてここにはキリシタンの集落が二つあり、そのひとつの野首地区の信者たちが、清貧というより極貧の暮らしを一生涯捧げ建立した天主堂です。
ガイドの方の話によると、この教会を設計した鉄川与助は、多額の建築費をこの集落の人々はとても払えないだろうと思い、死を覚悟で島に来たそうです。
私たちが持つクリスマスのイメージは、ひたすら楽しく、美しく、煌めいています。けれども、このような信仰と、天主堂を建てるという岩のように固い信念を持つ人々がいた、ということも忘れたくないですね。
 
クリスマスは孤独なのです。
想像してみてください。
みなに拒否されて、まわりは家畜だらけ、
そんな場所のひっそりした夜中に、ひそやかに赤ちゃんが生まれました。
                           М神父の言葉より
 
皆さま、幸せな聖夜でありますよう。
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