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調布女子学生会館便り

調布女子学生会館便り

クチナシが咲いています

2017-06-26
調布女子学生会館駐車場の垣根には、蝋梅、海棠、山茶花などが植えられていましたが、落ち葉問題などで、結局、伐ってしまいました。残念なことですが、東京の住宅事情を考えると仕方ないことではないでしょうか。
お部屋を広いと感じるか、狭いと感じるかは学生さんのご実家での住環境にもよるのでしょうが、最近つくづく、東京に住むのって本当はしんどいこと?などと考えたりします。
私は生まれも育ちも多摩っ子なのですが、これまでの人生の数年間を関西で暮らした以外は、この調布でしか暮らしたことのない世界の狭い人間です。東京にはいろいろ、エンタティメントが揃っているし、古典芸能や有名アーティストの公演をふらっ、と観に行けたり、そのような時は、東京で良かったな、、くらいに思うのですが。
学生さんも、故郷に帰りたい人と、東京に残りたい人、どこでも行ける人、とそれぞれですね。
故郷は遠きに在りて思うもの、、などともうしますが、住んでいるところの有難みというのは、確かに客観的視点から眺めないと見えてこないものなのかもしれません。
北側のクチナシだけは残っていますので、梅雨時のいま、クリーム色の花と、重たい芳香で楽しませてくれています。
口なしの花さくかたや日にうとき
              蕪 村
まさしくこれは、調布女子学生会館のクチナシの木の状況なのですが、あの濃い緑の葉を持つクチナシは、日陰にも強いのでしょうか。
、、クチナシは答えてくれませんけれど。
 
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