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ほっとする、安心できる、
アットホームな女子学生専用学生寮です。

館長ひとりごと

2024-03-14
今日は暖かい晴れの東京です。花粉が多いみたいで、目がショボショボいたします。
これから日に日に春めいていくのでしょうか。
もっとも、春は嵐の季節でもあります。

先日、就職先にお引越しをされた東京都立大学のCさん、コロナ禍のなかでも東京ライフを楽しんでくれてこちらもとても心が和んでいました。Cさんが古典の本とか読みたいなあ、と何年か前におっしゃったので、私は大鏡を貸しました。
あとから知る親の恩ですが、私は字が読めるようになると本ばかり読んでいるような子供でした。本が大好きで、子供用の読み物が手元になくなれば大人の本にもこっそり手をだしていたのです。父が大切にしていた、寺田寅彦全集まで手をだしたりしていました。(学生時代に寺田寅彦先生の孫弟子にあたるという先生とご縁にはなりました)
そんな私に、父母は世界文学全集と日本文学全集と古典全集を中学生の時に買いそろえてくれました。もちろん全部読破はしていませんが、7、8割は読んだと思います。
本当にありがたいですね。おかげで、(こんな駄文を書いておりますが)受験勉強でも国語の勉強は殆どしたことがありません。

大鏡といえば、今期の大河ドラマとも関係があります。珍しく今回は視聴しているので、また大鏡を読み返してみたいです。(子供の時は気にならなかったですが、今は本の重さが気になります)

昨夜のクローズアップ現代では教育虐待の特集でした。私の父母も完璧な親では決してなかったと思いますが、したいことをのびのびとさせてくれたことを感謝しています。
よく小学校の通信簿で、本ばかり読んで友達と遊ぼうとしない私のことを、もう少し外交性を持ってなどと書かれていたのを覚えていますが、そんな私にも親友がいて、まさに今一緒に仕事をしてくれています。

先生の言葉に傷ついたりしたものですが、マイペースで人生を歩ませてもらっています。



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